皆さん、お疲れ様です。糸田矢 豆(@mameshitaya)です。いかがお過ごしでしょうか?
映画『君の膵臓をたべたい』を嫁さんと観てきたので、一筆したためたいと思います。
後半ネタバレありますのでご注意ください。
contents
『君の膵臓をたべたい』とは
ストーリー
高校時代のクラスメイト・山内桜良(浜辺美波)の言葉をきっかけに母校の教師となった【僕】(小栗旬)。彼は、教え子と話すうちに、彼女と過ごした数ヶ月を思い出していく―。
膵臓の病を患う彼女が書いていた「共病文庫」(=闘病日記)を偶然見つけたことから、【僕】(北村匠海)と桜良は次第に一緒に過ごすことに。だが、眩いまでに懸命に生きる彼女の日々はやがて、終わりを告げる。
桜良の死から12年。
結婚を目前に控えた彼女の親友・恭子(北川景子)もまた、【僕】と同様に、桜良と過ごした日々を思い出していた―。
そして、ある事をきっかけに、桜良が12年の時を超えて伝えたかった本当の想いを知る2人―。
引用:映画『君の膵臓をたべたい』オフィシャルサイト
イントロダクション
刺激的なタイトルからは想像も出来ない物語の美しさと展開に、若い女性層を中心に“泣ける小説”として口コミが広がり、2016年本屋大賞第2位、Yahoo!検索大賞2016小説部門賞受賞など、瞬く間にベストセラー小説となった「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」がこの夏、遂に実写映画化します。
重い膵臓の病を患うヒロイン・山内桜良に浜辺美波。桜良の病気を唯一知ることになるクラスメイトの【僕】には北村匠海。
これからの活動に目が離せないフレッシュな2人が、儚くも美しい高校時代を瑞々しく演じます。
さらに映画では、原作には無い12年後の≪現在≫が描かれ、≪過去≫と≪現在≫の2つの時間軸が交錯しながら物語が進んでいきます。そんな≪現在≫パートで教師となった【僕】に小栗旬、桜良の親友【恭子】を北川景子が演じ、物語を大きく揺り動かします。
主題歌はMr.Childrenの新作「himawari」。心を揺さぶる情感溢れるメロディが感動のラストを彩ります。
誰もが想像出来ない結末と、タイトルに隠された本当の意味を知った時、あなたはきっと涙します—。
引用:映画『君の膵臓をたべたい』オフィシャルサイト
原作
住野よるのデビュー作。
小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿したところ、ライトノベル作家の井藤きくの目に留まり、双葉社に紹介され出版に至る。
「本屋大賞」2016第2位、「ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR 」2位、「2015年 年間ベストセラー」6位(文芸書・トーハン調べ)、「読書メーター読みたい本ランキング」1位、「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2015」1位、「2016年年間ベストセラー」総合5位、文芸書1位(トーハン調べ)、「2016年 年間ベストセラー」総合4位、単行本フィクション1位(日販調べ)と高く評価された。2017年8月時点で累計発行部数は200万部。
2016年12月、第3回Yahoo!検索大賞 カルチャーカテゴリ 小説部門賞を受賞。
2017年に実写映画化。翌2018年にはアニメ映画化されることが決定している。
引用:Wikipedia
評価
映画の面白さ :★★★☆☆
ストーリーの面白さ :★★★★★
時間配分 :★☆☆☆☆
目新しさ :★★☆☆☆
どんでん返し感 :★★★☆☆
「泣ける映画」ということで、嫁さんと泣きに行ったのですが、感情移入に時間の掛かる人にとっては感情の描写がちょっと少ない印象。僕は泣けませんでした。
しかしながら、原作は是非とも読んでみたいと思ったので、原作を読む前に映画を観るのも一興だと思います。
以下、感想 ※注意 ネタバレ含む!
※ネタバレを含みます。ご注意ください。
何故一生徒にとうとうと説明しているの?
ストーリーテラーが本人なのは良いとして、それを一生徒に事細かに説明しているのが違和感。教師が生徒に自分の体験、しかも一番大切な思い出を話すなんてことはない。普通はそんなことしない。
なんという北川景子の無駄遣い
北川景子演じる大人『恭子』(桜良の親友)の存在感が皆無。
親友である桜良に突然先立たれた苦悩とか辛さとか、もっと大人『恭子』のパートが有って然るべきではないか。
大人『恭子』のパートが少ないがために、ラストの『遺書』なる手紙もまるで感情移入できず。
時間が足りないなら初めから出すな。
まさに「北川景子の無駄遣い」。
主人公のラストの感情変化がほぼ伝わってこない
男主人公である青年期『志賀春樹』、“桜良の突然の死”以降の彼の感情描写が雑すぎる。おいおい、そこを伝えたくて長いことプロローグしてたんじゃないのかよ。
まぁ、人に無関心で感情を殺して生きているって設定なので、アレはアレで良いのかもしれない。
総じて、ラストが色々駆け足すぎる
映画故の時間の制約のせいで、本当に観たいラストが駆け足もいいところ。映画化するには余りに勿体ない作品だと思いました。
※ネタバレ終わり
『嫁はコハダをたべたい』
ちなみに、映画の最中、大粒の涙をボロボロと流していた嫁ですが、映画のあとお寿司を食べに行ったらこんなことほざいてました。
『嫁はコハダをたべたい。』
バカだなぁ。平和だなぁ。
まとめ
ストーリーはとても興味深い作品なだけに、時間の関係で纏められた感がとても残念な印象です。
未来というオリジナルストーリーを盛り込むのであれば、時間配分も考慮したストーリー展開をすべきではないでしょうか。
ただただ、ストーリーは秀逸。
以上、小栗旬さん、『銀魂』とのギャップがすげーよ!な糸田矢豆でした。お疲れ様でした。