お疲れ様です。糸田矢 豆(@mameshitaya)です。
このところ、飲料メーカーが各社こぞって発売している透明な飲み物「クリア飲料」。
アレかなり危険だと思うのですが、皆さんはどう思いますか?
「クリア飲料」ってどんなもの?
無色透明な液体(水)に、コーヒーや紅茶、各種炭酸飲料の成分や香料を化学的に合成して味を限りなく近づけることで出来上がるもの。
昔からそういう技術やアイディア自体は有ったと思うんですが、ここに来てものすごい発売ラッシュですよね。採算が取れる技術革新でもあったのかしら?
「クリア飲料」の利点
クリア飲料の利点は、消費者側と生産者側で考えが分かれるかと思います。
消費者側のメリットは「歯が着色しない」ことでしょうか。
「コーヒー、紅茶、赤ワイン。ohステイン。」なんて歌があるくらいコーヒーや紅茶は歯への着色が心配なもの。
それが味はそのままに透明になるのだから着色が気になって飲むのを控えていた人には大変ありがたい。
生産者側のメリットは「健康的なイメージを消費者に与えられる」ことでしょう。いや、実際健康なのかは分かりませんけど。
昨今、消費者の健康志向の高まりに対して、飲料メーカー各社はノンカフェインだったりノンシュガーだったりと色々試行錯誤してきたわけですが、ここにきて「水」や「炭酸水」の需要がかなり増えてきた。
それならばと色までも「水」に寄せてしまった、といったところでしょうか。
クリア飲料のCMを見ていても、健康志向の消費者に訴求している感じがしますよね。
「クリア飲料」の危険性
クリア飲料そのものを否定する気はさらさらありません。むしろ面白い試みで好き。
でもね、液体を透明にすることの弊害はないですか?
ペットボトルって飲み物を飲み終わった後が本番というか、ペットボトルの真価が発揮されるような気がします。
ご家庭でも液体を保存するための容器として使われることも多いでしょう。
必ずしも飲み物を入れるとは限りません。液体洗剤、希釈したキッチン用漂白剤、飲み物以外のものも入れるでしょう。どこぞの飲食店でもペットボトルに業務用洗剤入れていましたよね。
僕ら大人世代はクリア飲料の方が珍しいからまだ危機管理もできますが、クリア飲料が主流となった後の子供たちには透明な飲み物はまったく物珍しいものではなくなります。
誤飲事故は果たして防げるのでしょうか。
もちろん、各家庭での事故防止が一番大事ですが、クリア飲料を発売しているメーカーにもその予防策を講じる責務があると考えます。
予防策を考えてみた
素人考えで予防策が2つほど閃きました。
その1「飲料以外のものを着色する」です。
洗剤でも漂白剤でも着色すれば間違えようがありません。美味しそうな色味だとそれはそれで問題があるので危険色がよろしいかと。
しかし、飲料メーカーの都合で他の生活用品メーカーにコストを掛けさせることになるので、あまり現実的ではありませんね。
そもそも漂白剤は着色できるのか…。
その2「新ペットボトルの開発」です。
ペットボトルの内側に一定時間空気に触れると色が変わる加工をすることができれば見た目の変化は一目瞭然です。
底まで変色していれば一度全ての中身を取り出したことを意味し、途中まで変色していれば飲み残しであることを意味する。
コレなかなかいいアイディアだと思うんですけど実用できませんかね?
まとめ
飲料メーカーがこぞって発売しているクリア飲料について、消費者側の注意喚起の意味も込めて一筆したためてみました。
え?三ツ矢サイダーはもともと透明だって?アレは旨いから良いの。
以上、糸田矢豆でした。お疲れ様でした。