皆さん、こんにちは。糸田矢豆@mameshitayaです。いかがお過ごしでしょうか?
僕はというと、最悪に憂鬱です。何故かって?
小学生の息子が母親の金を盗んで、ゲームソフトを買っていたからです。
子を持つ親にとってはなかなかセンセーショナルの話題でしょ?愚痴がてら書かせてよ。
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事の顛末
買い物から帰ってきた嫁から衝撃の一言
ある土曜日、買い物から帰ってきた嫁が言いました。
「財布に入っていたはずのお金が無い。」
聞けば、前日に銀行で20,000円引き出して買い物をしたそうで、残金がどう考えても10,000円はあるはずなのに、さっきお店で開いてみたらスッカラカンだった、とのこと。
こりゃ一大事ですわ。
朝から様子のおかしかった息子
嫁曰く、息子は朝から様子がおかしかったらしい。
普段絶対やらない洗い物をしたり、「久しぶりに作りたくなった。」とか言って料理を作ったり。
この時点で気付くべきでした。
察しの良い嫁、息子の財布を確認
朝の件もあったのでしょう。うちの嫁は察しが良いので、すぐさま息子にバッグと財布を見せるよう指示。
そしたら息子、渋る渋る。
有無を言わさず息子の財布を確認。
中には5,600円。5,000円札1枚と100円玉6枚。
普段こんな金額を持ち歩かせることはありません。そもそもこんなに持ってない。
もちろん「これは何だ?」と問いただしましたよ。
5,000円札1枚については、
- 前から一生懸命貯めていた1,000円札5枚を以前祖父に両替してもらったもの。
- 1,000円札は空き缶(茶葉が入っているような筒型の缶)に貯めていた。
- “今日、たまたま”バッグの底から出てきた。
100円玉6枚については、
- 前に別の学校の高学年に半ば無理矢理貸すことになってしまった。どこの学校かは知らない。
- “今日、たまたま”会って返してもらった。
とのこと。
月の小遣い1,000円で無駄遣いばっかしてる奴がどうやってそんなに貯められるの?
お前のバッグ、何回洗ってると思ってるの?お札がシワひとつ無いよ?
おいおい、物とかお金の貸し借りするなって言わなかった?
しかも相手の学校も分からないってどういうこと?
“今日、たまたま”が多すぎだよ?
と、突っ込みどころ満載。
限り無くクロ。しかし物証無し。
しかし、これだけ完璧な状況証拠が揃っていたにもかかわらずホシを挙げることはできませんでした。
今回は物証が見付からなかったのです。
うちの息子は確固たる証拠が無ければ絶対に自白しません。泣き喚いて赦しを請うこともないので、嘘をつき続けられると為す術がありません。
嫁も朝の時点で10,000円が財布に入っていたかは確証が無く、前日の買い物の際に落とした可能性も否定できません。
限り無くクロに近いグレーのまま、被疑者は釈放されました。
とりあえず泳がせた
残りの4,400円を隠し持っていないことは確認したので、必ず大きな買い物をしていると踏んだ僕と嫁(主に嫁)は、とりあえず息子を泳がせることにしました。
このときはまだ『息子はそんな悪いことをしない』と一縷の望みに賭けていました。
粉々に砕かれた望み
粉々です。木っ端微塵です。
事態が動いたのは2日後の月曜日。
息子はいつも通りゲームをしていたそうです。
そして、その様子を見ていた嫁。
聞けば、あるゲームの「体験版」をやっているという。ずいぶんと熱心に。
そこで気が付いた。
「『体験版』がそんなにボリュームがあるはずが無い」と。
実は日曜日も月曜日もずーっと同じゲームをやっていたらしく、それで察したそうです。さすが察しの良い嫁。探偵か。
ソフトのパッケージを見たところ「体験版」の文字無し。
近所のゲームショップで金額を確認したところ、税込4,298円。土曜の13時に1つ売れて欠品になっているとのこと。はい、アウト。100円足りないけど。
その日の夜
その日の夜、完璧な物証を手にした嫁探偵は彼の自首を促すことにしました。
「私に言うべきことはないか?心当たりのある物を持ってきなさい。」
自首を期待した嫁の願いも虚しく、彼はまた嘘の上塗りを始めたそうです。ゲームソフトは友達に借りたと言ったらしい。
まぁ、そんな嘘は通用するはずもなく、彼は自白に追い込まれていった訳ですが…そこからが酷かった。
完璧な物証の前に彼は
完璧な物証を突き付けられた彼ですが、謝りませんでした。
厳密に言うと「ごめんなさい」とは言っているのですが、まるで国語のテストの答えのような棒読み。
「ママの1万円を盗んでゲームソフトを買ってごめんなさい。」
「パパとママに嘘をついてごめんなさい。」
3時間掛けてこれを平坦な声色で1回ずつ言っただけ。
普通の子供がするような『泣きわめいて赦しを請う』行動もない。
残ったお金を返そうともしない。
時折「何故怒られているか解らない」みたいな表情や態度を見せる。
ただただ、悪いことをした、赦してもらいたい、という気持ちを態度で示して欲しかっただけなのに、挙げ句の果てには丸2日掛けて謝り方を教える事態となってしまいました。
謝り方を教えるって…。問題はそこじゃないのに…。
我が子に嫌悪感を感じるのは悪か
僕は彼のこの行動を見て心底“気持ち悪い”と思ってしまいました。
実はこの態度、幼稚園児の頃から全く変わっていません。
幼い頃は「ごめんなさい」の一言もなく何時間も黙りを決め込んで、最後はこちらが根負けしてうやむやになる、みたいな状況でした。
今回は、嘘に嘘を重ねた挙げ句、バレても「何が悪いことなのか」「何故怒られているか」本当の意味では理解していない状況。
幼少期の1000倍くらい気持ち悪い。
きっと彼は病気か障害があるのでしょう。
子供を理解してあげるのが親の務めなのは重々承知していますが、ほとほと疲れ果ててしまいました。
我が子にこれほどの嫌悪感を感じるのは悪なんでしょうか。
僕も人間です。
よくわからなくなってきました。
長くなりましたのでその2に続きます。
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小学生の息子が母親の金を盗んだ話。「子供が悪いことをするのは全て愛情不足のせい」とかのたまう『愛情不足論者』に物申す。その2
その1からの続きです。まずはその1をご覧ください。 contents1 「子供が悪いことをするのは全て愛情 ...